のれんに使われる様々な生地の種類

ポプリン

私達が普段生活する上で、「のれん」はあまり意識しない人が多いはずです。
しかし、居酒屋やラーメン店、料亭などの飲食店、旅館や温泉などの入り口、
また、部屋などの仕切りとして様々な所でのれんを見たりくぐったりしているのです。


そのようなのれんの素材の一つ、「ポプリン」についてのお話です。
皆さんは「ポプリン」という言葉をご存じでしょうか。


ポプリンとは、主に綿で織られる素材の一種で別名ブロードとも呼ばれます。
薄手で耐久性があるため、ブロードシャツや割烹着、白衣をはじめとする衣類や
テーブルクロスなどの様々な繊維製品に利用されています。

暖簾をくぐる
さて、そのようなポプリンののれんは、先述したように薄手で耐久性があることに加え、
透けにくく、色も鮮やかなのが特徴的です。


そのため、向こう側が見られたくない場所や、きれいに柄などを出したい場所、
また、外などの環境として生地が劣化しやすいような場所、生地が擦れる
機会が多い場所などに使用することができます。


そのような場所の例として、温泉の脱衣所の前があります。
脱衣所前ののれんでは男女に別れるため、透けにくい素材であった方が安心感があります。


また、人がくぐることになるため、柔らかい生地の方が手触りがよく、
更にたくさんの人がくぐることになるため耐久性も必要です。

設置場所
温泉では、色が赤や青の鮮やかな色であることも多いため、このような人が多い場所、
たくさんの人がくぐる場所、先が見られたくない場所、鮮やかな色や柄がほしい場合に
とても使いやすいのです。


他にも、飲食店の入り口は、鮮やかで人目をひくデザインや、
外の雨風に打たれても大丈夫な耐久性が求められます。


そのような場合にも使いやすい素材だといえます。
このように私達の生活の何気ない場所にひっそりと、でも確かにのれんは存在しているのです。


例えば飲食店に立ち寄ったとき、温泉に入るとき、ふと気にしてみたり、
家の中での仕切りや、廊下などの場所に設置してみてはいかがでしょうか。

 

Tシャツに使われる生地・素材の種類|どんな特徴があるのか

Tシャツは着心地の良さや吸湿性の良さなどを重視されやすい服です。
そのため、綿素材でできたものをよく利用されます。肌へのあたりが優しく、吸湿性にも優れている素材だからです。

 

ニット状の生地がTシャツでは比較的良く使われます。柔らかく、伸びが良いのでかぶって着る際に楽ですし、
伸縮性から体に沿ったぴったりとした着方もしやすくなります。しわになりにくい扱いやすさもポイントと言えます。
日常的に着用する場合にはメリットが大きいといえるでしょう。

 

その他にも、ブロードやポプリンといった織物としての生地も利用されることがあります。
基本的にはブラウスやワイシャツなどに使用されるもので、伸びが良くないという点はありますが、
織で模様を表現したり美しい色を出したりすることが出来るという点で表現的には優れた部分もあります。

 

表面が滑らかでプリントなどもキレイに出やすいという点も魅力と言えます。
インテリアアイテムなどにも良く利用される生地です。二つの呼び方には微妙な違いがある場合がありますが
どちらも似たような形のもので、ポプリンはフランスの地名から名付けられ、アメリカではブロードと呼ばれている
ということが違いということが出来ます。